【2026年7月24日開催】那智・美瑛火祭|見どころ・時間・アクセス・駐車場を紹介
北海道美瑛町で毎年7月24日に開催される「那智・美瑛火祭」。
燃え盛る大松明を白装束の勢子(せこ)たちが担ぎ、丸山公園から美瑛神社まで練り歩く、美瑛町を代表する夏の伝統行事です。
2026年7月24日に実際に現地を訪れると、間近を通る大松明の炎は想像以上の大きさでした。
舞い上がる火の粉、肌に伝わる熱気、勢子たちの掛け声、辺りに立ち込める煙。
写真だけでは伝えきれない迫力があり、火祭りを見たことがない方にも、一度は現地で体感してほしいと感じました。
この記事では、2026年の開催概要や見どころ、アクセス、駐車場、交通規制に加え、現地で確認した混雑状況や服装・持ち物の注意点を紹介します。
※2026年の開催は終了しました。
本記事は2026年7月24日の現地取材をもとに作成しています。次回の開催情報は公式発表後に更新します。
この記事の結論|2026年の現地取材で分かったこと
- 開始時刻は19時30分、丸山公園からスタート
- 丸山公園では19時頃から来場者が増え始めた
- スポーツセンター駐車場は18時30分頃にほぼ満車
- 美瑛町民センターは18時20分頃でも比較的余裕があった
- 美瑛駅前は18時頃でも空きが多かったが、丸山公園までは距離がある
- 丸山公園から美瑛神社まで移動するならスニーカーがおすすめ
- 会場周辺は虫が多く、虫よけや長袖があると安心
- 煙のにおいが服や髪につきやすいため、服装にも注意
- 大松明を近くで見ると、炎の熱気と迫力は想像以上
那智・美瑛火祭とは
那智・美瑛火祭は、1988年(昭和63年)の十勝岳噴火を契機として、火山活動の鎮静と美瑛町の発展を願い、1989年(平成元年)から始まった伝統神事です。
美瑛町に入植した和歌山県熊野団体との縁から、和歌山県那智勝浦町で受け継がれてきた「那智の火祭」より正式に火を譲り受け、美瑛神社へ御神火を奉納する行事として続けられています。
祭りでは、美瑛町在住者や美瑛町出身者など、地域にゆかりのある勢子たちが白装束を身にまとい、重さ40kgを超える大松明を交代で担ぎます。
勢子たちは「オウリャ」の掛け声で気合を入れながら、丸山公園から約1km離れた美瑛神社まで夜の町を練り歩きます。
祭りの背景にある「熱い思い」

那智・美瑛火祭は、単に大きな松明を燃やす観光イベントではありません。
公式情報と美瑛町・那智勝浦町が歩んできた歴史をたどると、その背景には自然への祈りや、地域のつながりを次の世代へ受け継ぐ思いが見えてきます。
1.十勝岳の鎮静と町の平穏を願う祈り
祭りが始まるきっかけとなったのは、1988年の十勝岳噴火です。
火山の麓で暮らしてきた美瑛の人々にとって、十勝岳は美しい景観や豊かな恵みをもたらす一方、時には大きな脅威ともなる存在です。
那智・美瑛火祭では、十勝岳の活動が穏やかになることと、美瑛町が平穏に発展していくことが祈願されています。
燃え盛る大松明は、火を恐れるだけではなく、自然への畏敬を忘れずに共に生きていく、美瑛の人々の祈りを表しているように感じられました。
2.和歌山から美瑛へ渡った先人の志を受け継ぐ思い
美瑛町と和歌山県那智勝浦町の縁は、この火祭りだけに始まったものではありません。
美瑛町の公式案内では、和歌山県熊野団体の人々が美瑛に入植した歴史が、那智・美瑛火祭の背景として紹介されています。
2026年4月10日には、美瑛町と那智勝浦町が友好都市提携の調印式を行いました。
両町は、那智勝浦町ゆかりの人々が美瑛の地へ渡り、町の発展に関わってきた歴史を確認し、先人の志を受け継いで交流を深めていくことを掲げています。
こうした歴史を踏まえると、那智・美瑛火祭は、和歌山から美瑛へ渡った人々の記憶と、町を築いた先人の志を次の世代へつなぐ祭りともいえます。
参考
・美瑛町公式「お祭り・イベント|那智・美瑛火祭」
・美瑛町「令和8年第2回定例会 美瑛町議会議案」友好都市宣言案(PDF・71〜72ページ)
3.火と水、自然の恵みへの感謝
那智・美瑛火祭は、火と水を崇め、自然の恵みに感謝する神事です。
大松明には人々の願いが記され、美瑛町の繁栄や十勝岳の鎮静とともに祈願されます。
農業や観光をはじめ、美瑛の暮らしは豊かな大地や水、四季の自然と深く結びついています。
自然を人の力だけで支配しようとするのではなく、その力を畏れ、恵みに感謝しながら共に生きる。
燃え盛る炎を前にすると、この祭りが受け継いできた自然への思いが、見る側にも強く伝わってきました。
2026年の開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年7月24日(金) |
| 開始時間 | 19時30分 |
| スタート地点 | 丸山公園 |
| 奉納場所 | 美瑛神社 |
| 観覧料 | 無料 |
| お問い合わせ | 那智・美瑛火祭実行委員会事務局・美瑛町商工観光交流課 |
2026年は7月24日19時30分に丸山公園を出発し、美瑛神社へ向かう日程で開催されました。
那智・美瑛火祭の流れ
丸山公園で大松明へ点火
祭りは、美瑛市街地にある丸山公園から始まります。
美瑛神社でおこした火が丸山公園の点火台へ移され、宮司による儀式の後、12本の大松明へ順番に火が移されます。
点火前には、まだ火が入っていない大松明が公園内に並びます。
明るい時間帯に訪れると、大松明の木組みや大きさ、一本一本に記された願いを近くで見ることができます。
丸山公園から美瑛神社へ
大松明に火が入ると、白装束の勢子たちが松明を担いで美瑛神社へ向かいます。
丸山公園から美瑛神社までの距離は約1kmです。
重さ40kgを超える大松明一本につき3〜4人の勢子がつき、途中で担ぎ手を交代しながら夜の美瑛市街地を進みます。
美瑛神社で御神火を奉納
美瑛神社に到着した後も、大松明の炎と勢子たちの動きを間近で見ることができます。
境内では新たな大松明にも御神火が点火され、勢子たちが隊列を組んで境内を練り歩いた後、美瑛神社へ火が奉納されます。
境内に立ち上がる大きな炎と、暗闇を舞う無数の火の粉は、丸山公園とは異なる神聖な雰囲気です。
那智・美瑛火祭の見どころ

重さ40kgを超える大松明
祭り最大の見どころは、勢子たちが担ぐ燃え盛る大松明です。
実際に近くで見ると、炎の大きさは想像以上でした。
松明から噴き上がった炎が風に揺れ、無数の火の粉が頭上へ舞い上がります。
写真では美しく見える炎も、現地では熱さや煙、木が燃える音まで伴い、身体全体に迫ってくる感覚があります。
炎の熱気と勢子たちの掛け声

大松明は非常に重く、勢子たちは「オウリャ」と掛け声を上げながら、何度も担ぎ手を交代します。
炎のすぐ下で松明を支え、夜の町を進む姿からは、単なる演出ではない緊張感と覚悟が伝わってきました。
2026年の現地取材では、観覧位置によっては炎の熱気を肌で感じるほど近くを大松明が通過しました。
火祭りを初めて見る方にとっては、特に印象に残る場面になるでしょう。
神事としての厳かな雰囲気
那智・美瑛火祭は、にぎやかな夏祭りであると同時に、火と水、十勝岳、美瑛町の平穏を祈る神事です。
美瑛神社の鳥居や社殿を背景に、大松明が境内へ入っていく光景には、丸山公園での点火とは異なる厳かさがあります。
炎の迫力だけでなく、その背景にある祈りや歴史を知ってから訪れると、祭りの見え方も変わります。
2026年の混雑状況
2026年の丸山公園は、18時台にはまだ比較的余裕がありました。
しかし、開始30分前となる19時頃から来場者が目に見えて増え、点火場所や大松明の周辺には多くの観客やカメラマンが集まり始めました。
点火前の大松明を近くで見たい方や、落ち着いて写真を撮りたい方は、18時30分頃までの到着をひとつの目安にすると動きやすいでしょう。
ただし、混雑状況は天候や曜日によって変わるため、毎年同じとは限りません。
アクセス
JR美瑛駅から徒歩
JR美瑛駅から丸山公園までは、徒歩約15〜20分が目安です。
JR美瑛駅から美瑛神社までは、徒歩約25〜30分が目安です。
駅から徒歩で向かえますが、丸山公園から美瑛神社まで祭りを追って移動する場合は、当日の歩行距離が長くなります。
撮影機材などを持って歩くと、駅前から丸山公園までの距離も数字以上に遠く感じました。
駐車場
車で訪れる場合は、美瑛駅前、美瑛町役場、美瑛町民センター、美瑛町スポーツセンターなどの公共駐車場を利用し、徒歩で観覧場所へ向かうよう公式に案内されています。
美瑛神社周辺での路上駐車は、近隣住民の迷惑や事故につながるため控えましょう。
2026年に確認した駐車場の状況
| 駐車場所 | 2026年の現地状況 | 丸山公園までの徒歩目安 |
|---|---|---|
| 美瑛町スポーツセンター | 18時30分頃にはほぼ満車。わずかに空きあり | 丸山公園まで約3分 |
| 美瑛町民センター | 18時20分頃でも比較的空きが多かった | 丸山公園まで約10分 |
| 美瑛駅前 | 18時頃でも空きが多かった | 丸山公園まで約20分 |
| 美瑛町役場 | 現地の駐車状況は未確認 | 丸山公園まで約12分 |
会場への近さを優先するなら、早めにスポーツセンターへ向かう方法があります。
駐車しやすさを優先する場合は、美瑛町民センターや美瑛駅前も候補になります。
ただし、駐車可能な場所や利用条件は年によって変更される可能性があります。
次回の来場時は、必ず最新の公式案内を確認してください。
※駐車場の混雑状況は、2026年7月24日に現地で確認した内容です。徒歩時間はGoogleマップ上の目安で、駐車位置や歩く速度、信号待ち、当日の混雑状況によって異なります。
交通規制
2026年は、19時20分頃から20時30分頃まで、丸山公園から美瑛神社を結ぶ町道が通行止めとなりました。
交通規制が始まる直前は、会場周辺の道路を走る車も増えていました。
車で来場する場合は、規制開始時刻より余裕を持って駐車場へ到着しておくと安心です。
おすすめの観覧方法
初めてなら丸山公園から見る
初めて訪れる方には、丸山公園から見る方法がおすすめです。
点火前の大松明、御神火を使った儀式、松明へ火が入る瞬間、勢子たちが出発する様子まで、一連の流れを確認できます。
その後、行列とともに美瑛神社方面へ移動すると、祭りの始まりから奉納までを追うことができます。
美瑛神社での奉納を見たい場合は先回り

丸山公園で点火前の様子を見た後、美瑛神社へ先回りする方法もあります。
美瑛神社では、鳥居の向こうから大松明が近づき、境内へ入ってくる場面を見られます。
ただし、神社側も時間が近づくにつれて観客が増えるため、観覧場所を探す場合は早めに移動した方がよいでしょう。
服装と持ち物
歩きやすいスニーカー
丸山公園から美瑛神社まで徒歩で移動するため、歩きやすいスニーカーがおすすめです。
サンダルやヒールよりも、夜道や混雑した会場内を歩きやすい靴が適しています。
虫よけと長袖
2026年の会場周辺は、虫がかなり多く感じられました。
虫よけスプレーを用意し、肌の露出を抑えられる長袖や薄手の上着があると安心です。
煙のにおいがついてもよい服
大松明や木を大量に燃やすため、会場では煙のにおいが衣服や髪につきやすくなります。
においが気になる方は、洗いやすい服や、煙のにおいがついても気にならない上着を選ぶとよいでしょう。
あると便利な持ち物
- 虫よけスプレー
- 薄手の長袖
- 歩きやすい靴
- 飲み物
- 汗や煙を拭くタオル
- カメラやスマートフォンの予備バッテリー
那智・美瑛火祭は一度見る価値がある

実際に現地を訪れて最も強く感じたのは、写真で見る以上に炎が大きく、近いことでした。
大松明が目の前を通ると、炎の熱気が肌に伝わり、無数の火の粉が暗い空へ舞い上がります。
勢子たちの掛け声や木が燃える音、煙のにおいまで含めて、現地でなければ分からない迫力があります。
同時に、その炎には十勝岳の平穏、町の繁栄、自然の恵みへの感謝、そして美瑛を築いた先人の歴史が重ねられています。
激しく燃える火をただ眺めるのではなく、その奥にある地域の祈りや思いに触れられることが、那智・美瑛火祭の大きな魅力です。
火祭りを見た経験がない方にも、一度は現地で体感してほしい伝統行事だと感じました。
美瑛・富良野観光もあわせてチェック
那智・美瑛火祭へ訪れるなら、美瑛・富良野エリアの人気観光スポットもあわせて巡るのがおすすめです。次の記事もぜひ参考にしてください。
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